かいごBlogBlog

2022年09月20日

【夕凪の里】ノーリフト®の取組について

厚労省で8月30日開催された「転倒防止・腰痛予防対策のあり方に関する検討会」で中間整理(案)が発表されました。

その中に、

「介護職員の身体の負担軽減のための介護技術(ノーリフトケア)や介護機器等の導入など既に一定程度の効果が得られている腰痛の予防対策については、積極的に普及を図るべきである。」

「自治体によっては「ノーリフトケア」等に取り組む介護施設等優良事業場の公表し、安全衛生水準の底上げを図ることで人材確保につなげているところがあるため、そのような好事例の展開を図る」

一部抜粋ですが、このような記載があります。厚生労働省として、「ノーリフトケア」に注目していることがわかります。

社会福祉法人よつば会として、ノーリフトケア®の普及を目指して現在取り組みを進めています。その中でも先駆けて【夕凪の里】では、2017年に、「夕凪の里ノーリフト宣言」を事業計画に盛り込み取り組みを進めております。

 

そもその、ノーリフトとは、

オーストラリア看護連盟が1998年にスタートさせました。

人力のみの移乗を禁止し、患者さんの自立殿考慮して福祉用具を活用するという考えです。(日本ノーリフト協会HPより引用)

 

介護リフトなど福祉用具はノーリフト®には不可欠ですが、ただ福祉用具を使うだけでなく自立支援を考えることが大切です。ここが誤解が多く普及の際など難しいと感じています。

もう一点、ノーリフトケア®は決して介護職員の為だけの介護技術ではありません。持ち上げての移乗からつり上げ式リフトでの介助に変えて利用者様は、筋緊張が軽減し食事中に車椅子からていくことが少なくなり、表情もほくなった経験や、スタンディングリフト使用を続けていたら立てるようになった経験など、利用者様にも有益な介護技術です。

 

まだまだ、私たちもノーリフトケア®が身についているとは言い切れませんがこれからも取り組みを進めていき、利用者様・介護職員・その他の方に優しいケアを目指していきます。

モーリフト社製              モリトー社製

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※社会福祉法人 よつば会は、日本ノーリフト協会に法人として加入しております。

※ノーリフト®は、日本ノーリフト協会の商標登録用語です。

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