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2024年07月24日

令和6年7月 階層別ユニットリーダー研修開催について

7月10日(水)に令和6年度第2回ユニットリーダー研修を開催しました。

よつば会では、法人内に特養が12施設あり、79名のユニットリーダーが在籍しています。

ユニットリーダーは管理職の中では最も多い数となっており、年齢も経験も様々ですが、本研修においては、管理職としての考え方や働き方を認識するために、必要な知識やスキルについて学んでいただくと共に、よつば会施設の全ユニット・職員が同じ考え方・価値観・業務スキルの基で均質なサービス提供を目指すことを目的としております。

 

 

第2回目のテーマは「ケアプランに沿ったケア(根拠あるケアの実践)」でした。

講師は、法人内施設の介護支援専門員です。講師からは、基本的な内容としてケアマネジメントについての説明、アセスメント・施設ケアプラン作成における考え方や他職種連携についてのお話がありました。

 

 

まずは、グループメンバーで、自己紹介を行いました。リーダー歴や今の気持ちを色で表現してもらいました。ほとんどが青(ブルー)でした。

 

 

今回の研修は、前回の研修参加者からの意見も反映し、ユニットリーダー間の交流も含め、グループワーク中心の研修で進めていきました。

最初のグループワークのテーマとして、「家に帰りたい」というニーズを持つ入居者の方の人物像を想像して、各グループ、「アセスメント(手立てを考える)」を行う話し合いを行いました。

 

 

手立ての参考例も基に、各リーダーが自身のケアについての考え方やケアプランを立てる上で、大事に思っている事等を共有しながら、グループワークを行いました。

 

 

司会、書記、発表者役を決めて、各グループ、熱心に話し合いを行っています。

 

 

 

グループワークでは、自身が知らなかった事や他のユニットリーダーの意見を聞き、新たな発見にも気づく事ができる機会となりました。

 

 

 

グループワークの2つ目のテーマとして、「サービス担当者会議に出席する際に、①ユニットリーダーとして、必要な心構えは? ②ユニットリーダーとしての役割は?」をテーマに、各グループ、話し合いを行いました。

 

 

サービス担当者会議の目的は利用者・ご家族との信頼関係の構築であり、サービス担当者会議での大切な視点は、利用者の疾患や障害の把握だけでなく、‘’望む暮らし、何を大切にしてきたのか、生きる事の全体像やご家族にとっての存在価値‘’の共有です。

 

 

グループワークを通じて、各自が担当者会議に参加する際の心構えやユニットリーダーとしての自身の役割について話し合う事ができ、お互いの意見を共有する事が出来ました。

 

 

発表者は、緊張しながらも、グループ内でまとめた意見を発表し、他のグループと意見の共有を行いました。

 

 

最後のグループワークでは、「ケアプランに沿わない支援をした場合の弊害はどんな事があるのでしょうか?」について、各グループ、話し合いました。

 

 

グループ内で話し合いを行う中での意見として、認知症を有するご利用者の場合、対応方法が職員によって異なると戸惑われてBPSD(問題行動)が憎悪してしまい、職員もご利用者本人にも弊害になる等、様々な意見が挙がり、お互いの意見を共有することが出来ました。

 

 

研修後に、参加したユニットリーダー職員からは・・・

『他施設のリーダーと意見を交わすことができ、有意義な時間を過ごすことができた』

『グループワークが多く参加型の研修であった為、時間の流れも早く意義のある研修でよかった』

『自分では出てこない意見が聞けて、新鮮で色々な事が知れる機会となった』

『ケアプランは職員だけで作るものではないことであり、利用者、家族も含め、全員で作ることが大切だと伝えたい』

『ケアプランをユニット職員に再度共有したり、ご入居者のしたい事・目標などを聞いて実践したい』

など貴重な意見を頂きました。

開始時はブルーな気持ちのようでしたが、最後は清々しい青で終了出来ました。

また、前回同様に、参加したユニットリーダーがそれぞれの施設に戻った後も、参加していないユニットリーダーへの伝達講習を行い、研修で学んだことをお互いに共有致しました。

よつば会では、各施設の職員同士の交流を積極的に行い、情報共有や問題解決に努め、職員がモチベーションを高め、業務に従事できるような研修を今後も企画し行ってまいります!

また今回の研修については、事務局側でも振返りを実施し、次回以降に開催予定としている研修が充実した研修となるように努めてまいります。

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